□ダニは不死身に近い強い生き物
:布団を天日干しにしても布団は厚い断熱材なので陽の当たらない方へ移動する。洗濯しても8割生き残る。冷蔵庫にいれても真空パックにいれても生き残る。唯一、熱に弱いが不死身に近い生き物。
:相対湿度60%を超えると、一匹につき一日一個の卵を産むので加速度的に増える。
:梅雨は除湿して相対湿度60%を切るようにする。(40%~60%が良いと言われる)
□ウイルスは相対湿度30%切ると活性化する。
□人間の実感に近い感覚は相対湿度より、絶対湿度(水分量)にある。
:ダニ、カビ、ウイルスは相対湿度が影響、人間の感覚はほぼ、絶対湿度に比例。
:空気1㎥の重さは1.2Kg/㎥(意外と重い)。そして、冬の外気は2.9g/㎥、夏は17.4g/㎥の水分を含む。
:室内の水分量は、人間の喉の渇き(喉の粘膜が湿っているか:快適性とウイルス)とダニ・カビを考慮する。
:絶対湿度7g/kg(8.4g/㎥)未満は、加湿する。(喉の渇きとウイルス対策)
:絶対湿度13g/kg(15.6g/㎥)以上は、除湿する。(不快、ダニ・カビ)
:絶対湿度計を手に入れる。(相対湿度計はいい加減なものが多いので、絶対湿度で判断する)
:外より家の中のほうが、生活していると湿度が高くなる。
:上記表のように、11月~3月は加湿。6月~9月は除湿する(室内絶対湿度7g/kg~13g/kg目標)
:目安としては、夏16g/kgを越えてきたら除湿、冬8g/kgを切ってきたら加湿
:通風が気持ち良いのは、4月、5月、10月(4月、5月は花粉症の心配があるので窓を閉めたい。すると10月だけになる)
:太陽に素直な設計(南窓を大きく、北窓を小さく)は、太陽光を活用する絶対セオリーであるが、将来的に太陽位置は計算で読めるが、風は読めない。(湿りすぎた風や乾きすぎた風が入ってくる)
:エアコンの無かった昔の住宅は、通風が大切だと考えられていたが、環境も変わり、10月(7g/kg~13g/kg)以外は、乾燥した空気や、湿った空気を入れないよう、窓を閉めてエアコン等で湿度調整が必要。通風第一主義は考え直す必要がある。