防蟻対策の実務~蟻害の事例から学ぶ、診断・対策のポイント
■シロアリは、乾燥しているところにも、陽の当たるところにもいる。湿気たところにいるのではなく、暖かい南側も好き。
水分とはあまり関係がない。
■巣を破壊しないとだめ。イエシロアリは被害が甚大。頭が黒いのは兵隊蟻。
■原則、土の中に住んでいる。死んだ木の根っこが好き。
■1.1㎜の隙間があればシロアリが侵入する。断熱材の中を掘って侵入することもある。わずかな隙間を上がる。
■コンクリートの気泡からも入る。
■基礎の化粧モルタルからも入る。
■べた基礎であっても隙間から入る。
■床下を防蟻処理していないOMソーラーも入る。
■土台と基礎の隙間。玄関枠も多い。
■断熱している配管からも上がる。
■防蟻タイプの断熱材は食べられないが隙間を上がる。
■空中蟻道h羽蟻の出口。後ろの羽が大きく飛ぶのが苦手、グライダーのように飛ぶ。
■雨漏れがあれば上まで上がる。鉄骨も上がる。マンションにも出る。
■基礎外断熱から上がる。壁の断熱材のなかを通り3階軒裏まで上がる。断熱材の中は水を運べる。
■床下換気扇や床下調湿材や石も意味がない。防蟻シートも小さな穴が開けば入る。
■新しい檜は精油成分がきらいなので効果あるが古くなれば意味がない。
■柿渋も中を食べるのであまり意味がない。研究データは良い結果が得られるような試験をするので信用できない。
■ホウ酸はホウ酸を塗ったところは食べられないが、
■炭もあまり効果がない。
■イエシロアリは食べるスピードが速く、2万~3万匹の大群になる。巣は1mから1.8mくらいあることも。
■床暖房している場合、2年くらいの点検を怠らない。出れば少量の薬剤で処理。
■配管は下より横に抜くとよい
■シロアリ処理:1500円/㎡くらい
■防蟻と駆除の方法は違う。
■軽いものは持ち上げてしまう。
■白蟻対策は薬剤処理しかない。
■キシラデコールもある程度防虫効果がある。
■土間コンクリート下の薬剤処理も効果がある。
■食害がある場合は被害部分に2㎜~6㎜のドリル穴をあけて薬剤を注入する。
■ホウ酸は有効な手段。雨で流れてしまうので注意。でなければ半永久的に持つ。食べられない。
■薬剤散布高さは、1mというが、水を運べる高さまで。
■脱皮できなくなる餌を入れる。
■ネオニコチノイドは蜂が死んでしまうというが、床下には問題ない。子供の神経に障害があるのではとの疑念がでている。
マイクロカプセルのものを使うとよい。ピレスロイド系は除虫菊系、ネオニコチノイドはたばこ系
■1年~3年に一度の点検で、早期発見と対策が可能になります。
※白蟻の知識でも紹介しています。