はらまるくん

体温調節に影響する温熱環境の6要素は、1:空気温度、2:放射温度、3:気流、4:湿度、5:代謝量、6:着衣量と言われています。熱的快適性を得るには、暑くも寒くもない環境に加えて、局所不快感をなくす必要があります。個人毎にも異なります。

局所不快感としては、1:放射の不均一、2:床温度、3:上下温度分布、4:ドラフト、が要因です。住宅では、快適な床温は19℃~29℃位。上下温度差は、くるぶしと頭の位置の温度差を3℃以内にすることが望ましいとされ、又、エアコンや隙間風などのドラフト等、この4つの局所不快感がなくなって人は快適に感じます。

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英国の保健省の過度な寒さのリスクというデータでは、健康な室温は統計によると21℃位である。19℃以下になると健康リスクが現れ、16℃以下になると呼吸器疾患、心疾患などの深刻なリスクが現れ、10℃以下になると高齢者は低体温になると示されています。

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2018年11月にWHO(世界保健機関)によると、冬の室温は18℃以上にする。

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建築物衛生法では、室内温度が17℃~28℃と決められ、この上限の28℃がクールビズの根拠となっています。しかし、28℃設定を強要するのは正しくなく、効率の良い働き方ができる室内環境が大切だと言われています。
又、相対湿度は40~70%、CO2濃度は1000ppm以下とされます。

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日本のオフィスの温度は、26℃で設計されます。アメリカでは23℃、オーストラリアやシンガポールもとても低く、日本は、昔26℃で冷房していたアメリアを見習って26℃にしました。冷房の導入の遅かったシンガポールや香港は、その後にアメリカが設計温度を下げた後に冷房を導入した関係で冷房温度は23℃。今後、適切な設計温度への改善が望まれます。

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上記は目安です。あくまで、個人毎に体感が優先です。
個人的には、21℃~23℃位が適温かなと思います。
夏は、冷房費の節約を考え、少し高めが良いと思います。