■AMGを乗り比べてみた(A35、GLA35、A45)
■ A35
レースとともに歩んできたというAMG車を3台、お借りして、乗り比べてみる機会に恵まれました。(それぞれ3日間程度)
それぞれ個性の差はありますが、コンパクトでジェントルな感じで、安全装備とパワーを秘めた車です。
Aシリーズは、売筋商品にもかかわらず、来年春のマイナーチェンジを最後に電気自動車の流れに置き換わっていくことが決定したようです。
最後のガソリン車となるかもしれません。この3台は共に2000ccのエンジンで、306馬力、421馬力を引き出します。エンジンの完成最終形ではないかと思います。車のエンジンサウンドとレスポンスフィーリングが好きな私としては、とてもとても寂しく残念です。ここに、小さな記録ではありますが、残しておこうと思いました。
最初は、AMG A35です。Aシリーズのスポーティセダンとしては、最高峰です。直列4気筒(4WD)、1991cc、出力306PS、トルク400N
最初にこの車に乗った時に感動しました。安全装備が満載です。雨でも夜でも白線を認識して自動運転できますし、車線変更も車まかせ、安全確認して車線変更してくれます。また、暑いといえば、MBUXのアシスタントAIが認識して温度を下げてくれたりもします。でも、今は標準装備なんですね。一番の感動は、エンジンサウンドとレスポンスフィーリングです。決して静かな車だとは言えませんし、足回りやシートも固めです。しかし、名馬に乗っている感じなのでしょうか。秘めたパワーゆえの、運転していてぞくぞくしてくる、本当に楽しくなる車です!
■ GLA35
次は、AMG GLA35です。SUVシリーズ(G)のAなのです。エンジンはA35と同じで、直列4気筒(4WD)、1991cc、出力306PS、トルク400N。
乗りやすさ抜群だと最初に感じます。流石にSUV!悪路走行にも強く安心なのはこの中では秀逸!ハッチバックは自動で使いやすいし、災害時にも強いのは良い。走り出しも良く、キビキビと力強くレスポンスも良い。コンフォートモードからスポーツモード、スポーツ+モードへ、サウンドも変わります。A35も同じですが。ドライブコントロールスイッチでエンジンとサスペンションの制御もモードに応じて変えられます。すると、さらにエンジン音が変わります。これは、野生です!エンジンの性能をフルに引き出そうといている感覚です。たまりません!
■ A45
最後に、本日のトリを務めますのが、AMG A45。世界最高のコストパフォーマンスをたたき出すというエンジンを積んでいます。直列4気筒(4WD)、1991cc、出力421PS、トルク500N。乗る前からこれは興奮です!なんといかつい顔!かわいらしいお尻なのに!マフラー4本出しは半端なさそう!と感じつつ、エンジン回すと、のっけから独特のサウンド!これでコンフォートですか?って感じ。動き出すと、じゃじゃ馬だ。街乗りには扱いにくいくらい!でも、好きだなあ!美祢サーキットを走ってみたい、そんな気になります。これを体感すると、A35、GLA35では間違いなく物足りなくなる。走りを極めたい方用です!
■ まとめ
何を重視するかで、好きな車が分かれます。名残り惜しく、紹介しました。私見では、楽しく街乗り派にはA35、楽しくアウトドア派にはGLA35、メチャ車好きだったら間違いなくA45がお勧めです。ガソリンエンジン車の楽しさが体感できました!無くなるには惜しい!最後に、ヤナセ山口支店様、貴重な車をお借りできて、ありがとうございました。たいへん参考になりました。思うに、日本車は故障も少なく、ハイブリッドは先駆で世界はマネのできない技術を持っており、メンテナンスや対応も安心です。一方、ドイツ車は安全性能の精度は日本車より進んでいると感じましたし、ガンダム的日本車より、デザインもスッキリとエレガント、かつ、MBUXやメーターの先進性、シフトノブや電動シートレバーの形状やブレーキ等、使い勝手も日本車より良いと感じました。但し、お値段が!サンタ頼み!デザインに関しては、遠くから見ても日本車と区別できるくらいでしたが、最近の日本車の動向に変化があり注目しています。先日のCOP26地球温暖化を防ぐ会議では、まだまだ石油を使っていこうという流れが強かったとのことで、スグスグ電気自動車の時代は来ないと思いますが、電気自動車の時代になれば、トルクはあるし静かだし、5G、6G等の先進技術が取り入れやすく、モノとつながり、自動運転化が進み、それはそれで別な楽しさがあると思い、期待しています。ガソリンエンジン車があるうちに存分楽しみましょう!ガソリンエンジン車は歴史に残る!