■既存建物を見る上で【耐震断熱規定の変遷】
【耐震断熱規定の変遷】をまとめてみるよ。
◎1980年(昭和55年):旧省エネ基準始まり(等級2)Ua値1.67
■1981年(S56年)以前(築41年以前)
:構造的に危険な場合多い。
:断熱もされていない場合多い
※窓等の開口部が多いので壁にすると良い。
※民家には良い物件がある。
■1981年(S56年)以降(築41年~):新耐震(等級1)
:耐震基準に合致していないものもある。
:構造的にムラがある。
:断熱は良くない。
◎1992年(平成04年):新省エネ基準(等級3)Ua値1.54
◎1999年(平成11年):次世代省エネ基準(等級4)Ua値0.87
■2000年(H12年)以降(築22年~):品確法制定
:構造的には基本的には問題ない
:断熱は十分ではない。
〇24時間換気:2003年H15.7月施行(シックハウス対策)
〇自動火災報知設備:2006年H18.6/1より義務
■2009年(H21年)以降(築13年~):瑕疵担保履行法制定
:構造的にはまず問題ない。
:断熱もある程度良い。
◎2013年(平成25年):消費一次エネルギー導入(等級4)Ua値0.87
◎2016年(平成28年):省エネ性能等級制度(等級4)Ua値0.87
◎2022年(令和04年04月):省エネ改正(等級5,6)
◎2022年(令和04年10月):省エネ改正(等級6,7)
※長期優良住宅:耐震等級2,省エネ等級4
※共通、確認申請や検査済証があるものは、基準を守った証。
【断熱歴史的背景:(任意)】
■1980年(昭和55年):旧省エネ基準始まり(等級2)Ua値1.67
■1992年(平成04年):新省エネ基準(等級3)Ua値1.54
■1999年(平成11年):次世代省エネ基準(等級4)Ua値0.87
■2013年(平成25年):消費一次エネルギー導入(等級4)Ua値0.87
■2016年(平成28年):省エネ性能等級制度(等級4)Ua値0.87
■2022年(令和04年04月):省エネ改正(等級5,6)
■2022年(令和04年10月):省エネ改正(等級6,7)
※長期優良住宅:耐震等級2,省エネ等級4
Ua値(外皮平均熱貫流率):換気の熱損失を除く熱損失量を、床・壁・天井・開口部面積で割った値。数値が低い程、熱損失が少なく断熱性が高い
中古住宅を調査する時に、建築時の時代背景を頭にいれておくとチェックすべきポイントが明確になるよ。