に「青龍(せいりゅう)」の神がやどる
西に「白虎(びゃっこ)」の神がやどる
に「朱雀(すざく)」の神がやどる池か
に「玄武(げんぶ)」の神がやどるを持つ地形。

の山を背にしてから太陽の光をいっぱい浴びつつ、から飲み水の清流をひき、西の道から運ばれてくる材料で豊かに暮らすという理想郷。

「平安京」も、東に鴨川、西に山陽道、南に巨椋池(おぐらいけ)、北に船岡山を持つ土地を選んでいます。
「江戸」についても、東に平川、西に東海道、南に東京湾、北に富士山を持つ土地を選んでいます。

「風水」は、土地の動と静を理解するための方法であり、地学であると同時に、摩訶不思議な伝統である。

これは、相当奥が深いです。建築家の清家清さんは家相の大家でしたが、風水との共通性もあります。清家清さんは家の中心に階段を計画すると、主人が早死にすると言いつつ、自宅の階段は中心にありました。笑。「風水」とは「天」と「地」。人間は天と地の中間にいる存在であり、そのバランスとることができれば栄えるといわれます。彼らは、いわば、建築学、地学、都市計画、医学において自然環境に重きを置く専門家であったといえます。

風水は、土地の「動」と「静」を理解するための方法です。

風水は、中国でおこなわれていたあらゆる地相占いの要素をとりこんで発展した。かつては、道教や儒教の思想にもとづき、墓地や家相を判断するのに利用された。「風水」とは「天」と「地」。人間は天と地の中間にいる存在であり、そのバランスとることができれば栄えるといわれる。彼らは、いわば、建築学、地学、都市計画、医学において自然環境に重きを置く専門家であったといえる。

住居や都市建設あるいは戦争において、土地の善し悪しを判断する「相地」という言葉がある。古代中国人は、相地を日常的に行うことで、人が住むのに最適の場所を選別していた。そうした行為が、後の風水の基本原理となっている。

周の時代(紀元前1046年~前256年)は、亀甲羅や獣骨を用いた占トで決められていたが、戦国時代(紀元前475年~前220年)になると「易経」が普及し、道教や儒教の思想、陰陽、五行、八卦の理論が形成され始めた。風水の文書記録は、漢の時代(紀元前206年~後220年)になってから。「風水」という言葉を最初に使用したのは、晋(265年~420年)の時代の郭璞(かくはく)だという。(著書:「葬書」)宋の時代(960年~1279年)以後、風水は大きく2つの学派にわかれる。物理的世界を主観的に考察する「巒頭波」(らんとうは)と、風水羅盤を用いて目に見えない世界を客観的に考察する「理気派」である。実際に土地の吉凶を占う際には、双方の考え方が利用される。

人は、自然に近づくほど健康になるという。先人の知恵である「風水」はある程度は建築基準法にも取り入れられているし、建築工法も変化しているが、自然に対する本質的な考えは大いに参考になる。技術も進歩したが、建築や土木も自然に逆らうほど対策が必要になり、災害リスクは高まる。現代の環境の中で、自然の恩恵を受け、自然と共に生きるという根本的な考え方が今こそ見直されるべきであると思う。

※郭璞(かくはく)の著書:「葬書」によれば、「風は気を散らし、水は気を留める。昔から、気は集め、散らさないようにせよ」と言われている。つまり、気を流れさせ、ある場所に溜めるのである。そのためこの業(わざ)を「風水」と呼ぶ

道教哲学には、三才と呼ばれる思想があり、「天」・「地」・「人」を指す。

風水思想の隅々にまで「天の気」「地の気」「人の気」として浸透しています。

気は「エネルギー」、正確には「生命の息吹」で、天と地の間に充満しており、万物が生き変化するのはすべて気のためだとされる。陰と陽が調和のとれた状態の気を「生気」と呼び、生命力や成長力を生み出す。対し、環境から生まれる有害な気を「殺気」と呼び、殺気を避けたり、生気に変えることもある。地形要素が持つ生命エネルギーを「地力」、時空間の気の流れや状態を「気運」と呼ぶ。天が動けば地気は影響を受ける。良い風水に恵まれた土地が永遠に良いままとは限らない。星の巡り合わせ。適切な時期に利用することが大切。

更に、道教哲学の中核には、人生経験を作り上げる5つの可変要素がある。
1.「命」(運命)先祖から受け継いだ運命、
2.「運」(巡り合わせ)個人が作り出す運と個人の自由にならない運がある、
3.「風水」外部環境が内面要素に影響を及ぼす、
4.「陰徳」善行や他人への奉仕、
5.「読書」教育や自己啓発

生者も死者もあらゆる存在が一つに結びつき、家系の結びつきも強く、子孫の運命は先祖の墓の吉凶に左右されると考える。風水は天と地の間で生きる道教哲学なのだろう。

※老子「道は一を生み、一は二を生み、二は三を生み、三は万物を生み出す」
趙九峰「風水は山や川の気を見極める。それが地の重要な要素だからだ。山は気で固まるため、気は山により明らかになる」

道(タオ)の教えが、すなわち道教。

「道(タオ)」の教えである「道教」が、風水の元となっています。

木などの自然のものは、勝手に育っているようで、実は大きな力に育てられている。それを「道(タオ)」と呼ぶ。
「すべてのものは、この大きな力の元に生まれ育ち、そして死を迎え循環している」という教えであり、すなわち「道教」と言われるようになった。
この世にあるものは全て意味があり、現在起きていることも、これから起きようとすることもすべてつながりがある。

この地球自体の持つエネルギーはとても強く、山や大地のところどころで吹き出している生命エネルギーのことを「生気」と呼ぶ。例えば、お茶もこのエネルギーを吸った茶葉が大事で、お茶は飲むのでなく、その「気」をいただく。
大自然は生きている。自然に触れて、人工ではないものを感じる。自分の中の邪気を追い出す。そのために山と一緒になる。山も息をしていて、吸ったり吐いたりしている。およそ40分くらいのリズム。山の精霊の力を借りる呼吸法は「全身の毛穴で呼吸するつもり」で山道を歩く。天と地をつなぐように漂っている霊気を感じる。大自然に対し、心から礼を尽くす。「自然の中にひたる。それはつまり、心をリラックスさせるということ」

「関落陰」(かんらくいん)という、四川省と福建省、台湾に伝わる秘術として、別世界へトリップし、意識はそのままで高次元の存在からインスピレーションをいただく方法もある。道教では、「関落陰」の法によって向こうの世界に参入して、直接に神霊よりいただいてきた言葉や話を経典としてまとめている。平安時代初期までの代々の天皇には神霊に降臨していただく能力があり、国勢、政治についてお伺いをたてていた。

「太極拳」は、息に合わせて動作を習得していき、丹田に気をためて、その気を一瞬で爆発させて相手を倒すという武術。「気」で倒す。「外家拳」と呼ばれる。ゆっくりと動いて気を養う拳法は「内家拳」と呼ぶ。

地理風水とは、大地の中を走る「龍脈」という地球の中から湧き出る「気」の流れを読み取っていく方法。道教に伝わる。中国の有名な道観は、ほとんどがこの風水術によって建てられている。

自分の心のぶれをなるべく無くすようにすることが大事。そうすると、今まで感じなかったものを感じることが出来るようになる。」「目の前の生活に流されないようにする」「毎日の生活にはあまり力を入れすぎないように過ごし、何年かに一回訪れてきた節目の良きに、全力を出す。それで良い」「世の大衆と一緒になって心を乱すというようなことをしない」「人間は動揺して心の針がぶれると、ものの考え方がせまくなり、次に手を打つことが遅れがちになる」「心の中に柔軟なものを持つ」「人間は、苦労があって当たり前なので、それをまず現実として受けとめる」「苦労というものに真正面からぶつかっていくと、それは苦労でなくなる」「心からやりたいと思うことが大事。これはすなわち、希望であり夢であり、そこから力がでる」「身につけた技術や知識は何年か後に必ず実を結ぶ」

日常の中の感動を心にとどめよ。それこそが柔らかい心、すなわちあなたの心のパワーなのだ」

「夢で何かが見えるということは、自分の心にぶれが無く落ち着いた時だ」「夢というのは潜在意識と自我意識が深いところで重なり合ったもの」「夢は無限に広がる世界と繋がっていて、それどころか、時にはその世界そのものであり、時間と空間をも超えた世界」夢の中で意識を集中するには、寝る前に脈と気を整える練習をする。心の力を使って身体の中の血の流れをイメージした時に「心身が合一」し、そこに一つの「気」が発生する。「できるだけ深い睡眠をとるようにする」「寝るときは、睡眠を深く取れるように、心配事とかいろいろな考え事を自分から外すという習慣が必要」

「食事は、中に入れば外に出る、要するにリズム。リズムを壊さないようにする。肉・野菜、1週間の中でバランスをとる」「汗を出すと良い。体内の老廃物が出ていく」「大自然の流れとは、特別な流れではない

風水とは、自然のエネルギーを利用して人生をより良くするための古代中国の知恵です。風水では、自分の住まいや職場の環境を整えることで、運気や健康、恋愛や仕事などのさまざまな面に良い影響を与えることができると考えられています。しかし、風水には多くの種類や流派があり、風水の基本的な考え方や方法を紹介します。

風水の基本的な考え方は、「気」と「形」と「数」の三つです。

「気」とは、自然界にあふれるエネルギーのことで、人間や物事に影響を及ぼします。「形」とは、気の流れを決める地形や建物などの外観や配置のことで、気の質や量を変えます。「数」とは、気や形に対応する数値や記号のことで、気や形の特徴や効果を表します。これらの三つの要素をバランスよく調和させることが、風水の目的です。

風水における方法は、「方位」と「五行」と「八卦」と「飛星」という四つの要素に分けられます。「方位」とは、気の流れや質を示す東西南北などの方角のことで、自分にとって吉凶を判断する基準になります。「五行」とは、木・火・土・金・水の五つの元素のことで、気や形や数に対応しています。五行は相生・相剋・相乗り・相依存などの関係性があり、それぞれに色や形や季節などの属性があります。「八卦」とは、天地山沢風雷火泉の八つの象徴的な図形(卦)のことで、方位や五行や数に対応しています。八卦はそれぞれに人間の性格や適性などを表します。「飛星」とは、時間的に変化する気の動きを示す数値(星)のことで、方位や五行や八卦に対応しています。飛星はそれぞれに吉凶や内容などを表します。 これらの要素を組み合わせて使うことで、風水では自分の住まいや職場などの空間を分析したり改善したりすることができます。

具体的には、「罫線図」や「八宅図」、「九宮図」、「飛星図」などの図表を使って空間を区切り、「吉方」「凶方」「開運」「厄除け」などの目的に応じて色や形や物品などを配置したり調整したりします。例えば、「罫線図」では空間を九つに区切り、「八宅図」では自分にとって適した方角を決め、「九宮図」では空間の各部位に対応する五行や八卦を調べ「飛星図」では時間的な変化を考慮して適切な配置を決定します。

また、風水には色や形、物品の意味や効果があります。例えば、「赤」は火の色で、熱烈な情熱やエネルギーを表し、「金」は黄色や白色で、富や成功を象徴します。形では、「円形」は流れや円満を、「四角形」は安定や堅実を、「三角形」は勢いや進展を表します。物品では、「鏡」は気の反射や邪気払いを、「水槽」は水の流れや豊かさを、「植物」は自然の力や生命力を表します。

風水は、空間のエネルギーを調和させることで、運気や健康、恋愛や仕事などの面で良い影響を与えるとされています。ただし、風水には科学的な根拠がなく、信じるかどうかは個人の自由です。また、風水は環境を整えることで自分自身が前向きになることを促すとも言われており、努力や行動力がなければ良い結果を得られるとは限りません。

風水とは、
風水の「気」は「エネルギー」「生命の息吹」
道(タオ)の教えが、すなわち道教。この道教が、風水の元となっている。
風水の基本的な考え方や方法を紹介します。