■マグニチュードと震度階とは?
マグニチュードはエネルギー量を表し、地震の規模を示しているのに対し、気象庁の震度(階)は揺れの大きさを表す単位で、体感によるものだよ。(震度は、最近では加速度で表されている。例:震度階5(強震)は80~250ガル、重力は1G=980ガルなので、建物重量の8%~25%の水平力が加わることになる)震度階5(強震)は実に3倍の加速度の違いがあることから、最近では、5弱と5強にわけられたんだ。震度5弱は建物に損傷はない程度だけど、震度5強だと建物に損傷を与える揺れとなるからなんだ。震度6(烈震)だと、家屋の倒壊が30%以下、山崩れ、地割れ、多くの人は立っていられない状態。震度7(激震)は、家屋の倒壊が30%以上、山崩れ、地割れ、断層を生じるといわれているよ。また、マグニチュードは地震のエネルギー量で、マグニチュードが1増えるごとに32倍エネルギー量が大きくなる。したがって、M6とM7では32倍、M6とM8では32倍×32倍=1024倍のエネルギー量の差になるよ。広島に落とされた原爆のエネルギーがTNT火薬2万トン程度といわれている。東日本大震災の想定M8(TNT火薬1000万トン)は広島の原爆の約500倍のエネルギー量になるよ。自然のエネルギー量はとんでもなく大きいね。但し、揺れの大きさは、自分がどこにいるかによって変わってくるものだよ。家の中や外、地盤の良いところ悪いところとかね。体感だから!
震度階が5強(250ガル)になると、建物の重さの約25%相当の水平力が建物を左右に揺らすため、被害を生じる揺れとなるので、とても危険と言うことね。