■既存住宅状況調査とは?
既存住宅状況調査(インスペクション)のことを知らない人が多いと思うよ。中古住宅は、新築時の品質や性能の違いに加えて、その後の維持管理や経年劣化の状況により物件ごとの品質などに差があることから、消費者はその品質や性能に不安を感じている。そのため、中古住宅の売買時点の物件の状態を把握できるインスペクションのニーズが高まってきているんだ。中古住宅の売買時の検査のみならず、新築入居時の検査やリフォーム実施時に行うこともある。それが、既存住宅状況調査(インスペクション)なんだよ。誰でも出来るわけではなく、国土交通省から認可された建築士が、中立的立場で行うもので、許可証を携帯しているよ。アメリカでは一般化していることだけど、日本でも、物価高騰もあり、住宅市場もおおきな変革の時を迎え、中古市場の利活用は喫緊の課題となっている今、注目されているんだ。
そうね。新築価格が上がってきたし、この際、中古物件を性能向上リフォームするのも賢い選択かもね。少し手を加えれば資産価値が上がる中古物件も、今なら明確な基準がないから、掘り出し物が沢山あるわ。信頼できるところで、ちゃんと調査してもらったほうが良さそうね。