
業者の方へ 【安心な取引のために】お客様に納得と安心を提供するためのインスペクション。

1. 取引の安心と信頼性:今、なぜインスペクションが必要か
中古住宅売買において、購入後のトラブルを防ぐこと、そして金融機関へ確かな証明を提供することは、取引の成功に不可欠です。私たちは、国土交通省の定める講習を修了し登録された建築士として、お客様が安心して売買取引を行うための中立的かつ公平な建物の状態をご報告いたします。
2. 調査の意義:リスクの早期発見と経済性
家も小さな不具合を放置せず、軽傷のうちに適切な手当てをすることが最も経済的です。インスペクション(一次的調査)では、主に目視・触診により、構造躯体(木造がメイン)の劣化や傾斜の状況を把握し、潜在的なリスクを早期に発見します。
| 調査レベル | 目的と内容 |
| 1. 一次的調査 | 既存住宅状況調査。 中古売買時や維持管理のための基礎的な点検。 |
| 2. 二次的調査 | 現状の耐震性能など、特定の性能を詳しく知りたい時の精密診断。 |
| 3. 性能向上診断 | 住宅医手法などに基づく、耐久性・温熱性など総合的な性能向上リノベーションの検討。 |
まずは、物件の基礎情報となる 一次的調査(インスペクション) から対応させていただきます。
3. 耐震性の証明について
二次的調査(耐震診断)へ移行し、現行の耐震基準を満たすことが認められた物件については、金融機関の融資や税制優遇に活用できる耐震基準適合証明書の発行についてもご相談に応じます。
4. 費用と内容
| 項目 | 内容 | 費用(木造戸建・標準) |
| 一次的調査 | 国交省の定める既存住宅状況調査の範囲。 | 80,000円(税抜) |
| 二次調査以降 | 精密な耐震診断、性能向上診断、耐震証明書発行などについては、別途、内容に応じてご相談の上、対応させていただきます。 | 相談に応じます |
お客様に納得と安心を提供するため、ぜひご活用ください。
一般の方へ【家にも健康診断が必要です】長く、安心して住み続けるためのインスペクション。

1. なぜ、あなたの家を「永く、大切に」使うべきか
- 時代の変化: 私たちの社会は、「建てては壊す」時代から、「良い家を永く使う(ストック)」時代へと大きく変わりました。
- 経済的な賢さ: 家も人間と同じで、軽微な不具合のうちに適切な手当てをすることが、最も経済的で賢い維持管理方法です。小さな劣化を放置すれば、将来的に高額な大規模修繕が必要になるリスクがあります。
2. 安心のための第一歩:国交省登録の専門家によるチェック
「この家、あと何年大丈夫なの?」 その不安を解消するのが、**既存住宅状況調査(インスペクション)**です。
- 信頼の根拠: この調査は、国土交通省の定める講習を修了し登録された建築士のみが実施します。私たちは、中立的な立場で、お客様の物件(木造がメイン)の**「ありのままの状態」**を正直にご報告いたします。
- 売買取引の安心: 中古住宅の購入後のトラブルを防ぐため、また、金融機関へ証明を提出するためにも、客観的な診断は不可欠です。
3. 調査の種類:あなたの家に合わせた診断プラン
まずは、建物の状態を把握するための一次的調査から対応いたします。
| 調査レベル | 目的と内容 |
| 1. 一次的調査 | 既存住宅状況調査(インスペクション)。 主に目視・触診で、基礎、屋根、外壁など構造躯体の劣化や傾斜の状況を把握します。 |
| 2. 二次的調査 | 現状の耐震性能など、特定の性能を詳しく知りたい時の精密診断。 耐震的に問題がないと認められれば、金融機関の融資などに使える証明書の発行もご相談に応じます。 |
| 3. 性能向上診断 | 住宅医手法などに基づく、耐久性・温熱性など総合的な性能向上リノベーションの検討。 |
まずは、ご自宅の現状を知るための 一次的調査(インスペクション) から対応させていただきます。
4. 費用と内容
| 項目 | 内容 | 費用(木造戸建・標準) |
| 一次的調査 | 国交省の定める既存住宅状況調査の範囲。 | 80,000円(税抜) |
| 二次調査以降 | 精密な耐震診断、性能向上診断、耐震証明書発行などについては、内容に応じてご相談の上、対応させていただきます。 | 相談に応じます |
【結び】あなたの家が、これからも長く、快適に暮らせるよう、ぜひご活用ください。
■1.補足説明
既存住宅状況調査は、国土交通省の許可を得て登録している建築士のみが行えます。
既存住宅状況調査は、性能の時代に移行していますから、これから重要視されそうです。すでに米国では常識となっています。又、スクラップ&ビルドからストックの時代にも移行しつつありますので、必須になりそうです。家も定期的にチェックして、軽傷のうちに治療しておくのが一番経済的です。尚、住宅医手法では、更に深く総合的に判断ができる内容になります。
住宅の調査診断は、レベルに応じて、主に次の3つに分けられます。
1.一次的調査(劣化調査)既存住宅状況調査(インスペクションとも呼ばれています)
中古住宅売買時の建物検査や、維持管理のための定期点検の時などに
国交省の許可を得た建築士である既存住宅状況調査技術者が行います。
2.二次的調査(耐震診断等)
現状の耐震性能を知りたい、耐震補強について検討したい時に
3.性能向上診断
耐震性・温熱性など、総合的な性能向上リノベーションを検討したい時などに
住宅医手法は、6つの性能診断指標(耐久性、耐震性、温熱性、省エネルギー性、バリアフリー性、火災時の安全性)があります。
※まずは一時的調査からスタート致します。

既存住宅状況調査(インスペクション)(国土交通省)中古住宅の品質を確保する観点から、平成27年より、インスペクションの普及促進(ガイドラインの策定)が位置づけられました。品確法の瑕疵を契約不適合と読み替える昨今、アメリカでは常識化しているインスペクションですが、日本でも重要視される時代になりそうです。私たちに、健康診断が必要なように、家も定期検診を受け早期治療ができれば、木造家屋も長寿命です。大切な資産を守るとともに、安全快適に暮らせるように、年に一度のインスペクションをおすすめ致します。診断履歴があればもしもの売却の際も有利になります。欧州のように住めば住むほど価値の上がる暮らし方が理想ですね!
■2.調査する内容は、
【備考】
□インスペクションガイドライン:1)構造耐力上の安全 2)雨漏り・水漏れ 3)設備配管の劣化 ※耐震性に関する書類の確認
□判断基準
:壁・柱・床の傾斜:3/1000~6/1000(約0.35度,0.6%)は瑕疵一定度存在。→ 6/1000以上の傾斜
:基礎クラック:0.3mm~0.5mmは瑕疵一定度存在。→ 0.5mm以上、深さ20mm以上の欠損
:たわみ制限比:スパンの1/300 以下(1/250では大きすぎる。)、かつ 20mm。床の梁は5mm~8mmに抑える。
:たわみ:σmax=5Wl3/384EI(W=wl) 単純張り等分布荷重w 変形増大係数2
□横架材に加わる力:曲げモーメント、剪断力、軸力の3つ。
:曲げモーメントは、スパンの2乗で大きくなる WL/8(W=wl) → wl2/8
:断面係数も梁成の2乗に比例する bh2/6
→よって、スパンが2倍になったら、梁成を2倍にする必要がある。
:剪断力は、スパンに比例する。wl
→よって、スパンが2倍になったら、梁成を2倍にする必要がある。
:たわみは、スパンの4乗に比例する。σmax=5Wl3/384EI=5wl4/384EI
:断面性能(I)は、梁成の3乗に比例する。bh3/12
→よって、スパンがおおきくなるとたわみの検定が厳しくなる。
