建築にかかわる豆知識を紹介いたします。

シュタイナーの世界観 「クリスマス会議100年」

進化のために破壊と再生を繰り返すことを受け入れなければならないと思う。時代は一気にAI化へ向かおうとしている。人が創造することや判断することまで手放してしまう先に、明るい未来はあるのだろうか。人は、考える葦である。我思う […]

1種換気の有効性:高断熱前提として

第1種換気と第3種換気は、住宅の換気方法としてよく使われます。第1種換気は、機械の力で給気して、機械の力で排気する方法です。一方、第3種換気は、自然の力で給気して、機械の力で排気する方法です。大きな違いは、室内へどのよう […]

相対湿度と絶対湿度:ダニ・ウイルス対策と快適性(喉の渇きとジメジメ感)

□ダニは不死身に近い強い生き物:布団を天日干しにしても布団は厚い断熱材なので陽の当たらない方へ移動する。洗濯しても8割生き残る。冷蔵庫にいれても真空パックにいれても生き残る。唯一、熱に弱いが不死身に近い生き物。:相対湿度 […]

2025年 建築基準法改正 約半世紀ぶりの大改正

□確認申請(4号特例の見直し) (※一部インテグラルの国交省資料引用) ■現在、木造平屋、2階建500㎡以内の建築物は4号建築に分類され、建築士が設計・管理を行うことで、構造規定の審査が省略されている。■2025年の法改 […]

管田庵(かんでんあん)「荒壁仕舞い」の美意識

□有名な大名茶人・松平不昧(ふまい)がつくらせた茶室・管田庵(かんでんあん)「荒壁仕舞い」:実際は、粗壁でないのに長い藁苆(わらすさ)をさりげなく、かつ美しく見えるようにレイアウトして、荒壁がそのまま現れているように仕上 […]

鹿児島の伝統的な住宅:続き間や縁側が多い。「家の作りやうは夏を旨とすべし、冬はいかなる所にも住まる」

□「何もない」と思っていた地域を見直し、そこにある貴重なものに気づく。自慢しあえる技術力は確かに残っている。その地で、地場の職人さんたちが作るからこそ、その地独特の個性も生まれる。 □鹿児島の伝統的な住宅は、続き間や縁側 […]

植久哲男:基本を知らずに、優れたものを創造するのは難しい。

「住まう工夫」基本は「創造性」。それには「自由な発想」と、それを担保する「技術」が共に必要なのはあたりまえです。 □植久哲男:山辺豊彦さんと「大工塾」を共催している建築家の丹呉明恭さんに「構造知識とつくり方を知ることは、 […]

趙海光 現代町家のルール:6m立方の箱型スケルトン 1棟の住宅ではできない一まとまりの環境をつくる

□趙海光「現在の戸建て住宅がつくり出す歪んだ街の風景を変えるには、大規模な街づくりでなく、戸建て住宅の設計仕様の中に街角をつくるためのルールを染み込ませておこう。」現代町家のルールとして提案したのが、6m立方の箱型スケル […]

山辺豊彦 実験を続けて大工を「勘の世界」から「数値の世界」へ:知ることは足枷にならずに、逆に自由の獲得になるという。続けていけば、本物になる。美しいものには必ず鍛えられた根拠がある。

山辺先生の講演を9/21に東京の蔵前にて聞いてきました。関東大震災から100年。会場となった両国蔵前あたりも悲惨な光景だったようです。山辺先生が木造に真剣に向き合うようになったのは、1995年の阪神淡路震災が主な動機だそ […]

日本の瓦の歴史は1400年。「土の感覚はヒトの脳に直接響く力がある」

昭和中期の最盛期には全国に50余の瓦産地が多彩な地域の風土瓦を生産していた。現在は、三州、淡路、石州の3大産地に絞られたが、特に日本海側の安田瓦、越前瓦、石州瓦の産地では、それぞれ雪に対する対処策を独自に昇華させ、地場産 […]

「民家型工法」標準化 若杉活用軸組構法は、全ての構造材を5寸角に集約する。

□六車誠二:「民家型工法」標準化「渡り顎のラップは60㎜」住宅フレームを数種類に限定しブラシュアップ。伝統的に杉だけの架構は意外と少ない。柱は桧か杉、横架材は松が一般的だ。松が松くい虫の被害を受け激減したこと。戦後拡大造 […]

左官職人 榎本新吉:「俺はプロじゃねえよ、職人だよ、…

□泉 幸甫:材料の現代における活かし方、もののより良い存在のさせ方など、ものをつくる原点から考える。設計者はモノづくり的でなければならない。木のこと、和紙のこと、鉄のこと、建具のことだとか、いろいろな素材の知識を増やし、 […]

ユニバーサルデザイン(すべての利用者を対象とするデザイン)

□ハートビル法が1994年にできてから現在のバリアフリー法に代わっていく過程で、高齢者・障害者対応で義務化された建築基準要件は多いので、それらがじつは、ユニバーサルデザイン(すべての利用者を対象とするデザイン)でなくては […]

h(ヘクト)は100倍の意味を持つ

 ha(ヘクタール)はa(アール)の100倍です。hPa(ヘクトパスカル)もPa(パスカル)の100倍です。

フィボナッチ数列 1.618

フィボナッチ数列は直前2項の和を次の項とする数列で…

比重について

建物の安全性を考える上で重さを知ることが重要…

ロンシャン礼拝堂 1955年 ブルータリズム(抽象化を目指したモダニズムの次の傾向)

コルビジェの最高傑作といわれる「ロンシャン礼拝堂」。屋根は蟹の…

サヴォア邸

僕は、大学生になりたての頃、この建物を見て感動したのを今でも覚えています。…

カテナリー曲線

ガウディがつくろうとしたカテナリーアーチ…

ツーバイフォーについて

在来工法とツーバイフォー工法は二大構法として、木造の世界を二分…

柱について

一般住宅では、3寸角(90mm角)、3寸5分角(105mm角)…

建築の原点

『建築試論』において、理想的な建築の原点として示されたのが「原始の小屋」…

重力加速度G

地震時に、建物には水平方向に0.2Gの重力加速度がかかるといわれます。そこで…

食卓の大きさ

一人あたりの食事スペースは奥行450mm×幅600mm程度が基準です。…

白銀比 1.41

A3用紙を2つ折りにするとA4になる…

1Kgf=10N、1kN=100kgf

N(ニュートン)っていう単位知ってる?…

畳のサイズ

畳の大きさといってもいろいろあって、1.京間…

1畳と1丈

「立って半畳、寝て1畳、天下ををとっても4畳半」…

1坪≒3.30579㎡

坪(つぼ)はよく耳にするよね。土地や建築の面積に坪という…