■1Kgの重さは10 N(ニュートン)
N(ニュートン)っていう単位知ってる?現在、建築系の本では、質量1Kgの重さのことを10N(ニュートン)と表記してあるよ。質量1Kgは、地球でも月でも質量1Kgで変わらないけど、力(F)=質量(m)×加速度(a)なので、重さという力は、質量にその星の重力加速度をかけたものになるよ。地球上での重力加速度は9.8m/s2なので、質量1Kgの重さは、1Kg×9.8m/s2=9.8N、約10N(ニュートン)ということになるんだ。体重60Kgの人が体重を聞かれた場合、600N(ニュートン)って答える時代がくるかもね。リンゴ1個100gが≒1Nだよ。
建築では、力の単位が多く使われることから、N(ニュートン)の単位を採用しているよ。1Nは、1Kgの物体を、加速度1m/s2で動かした時に生じる力のことだよ。同じ力を表す単位にkgf(キログラム重)がある。これは、1Kgの物体を重力加速度9.8m/s2で動かした時に生じる力だよ。この2つを比較すると、1kgf=9.8≒10Nとなるよ。
N(ニュートン)って、聞き慣れない単位ね
N(ニュートン)は、国際単位系(SI)だよ。日本は、明治18年にメートル条約に加入し、昭和26年施工の計量法でメートルの使用が義務づけられた。平成3年に日本工業規格(JIS)が完全に国際単位系準拠に以降し、国際単位系(SI)が規定されたんだ。
SI単位には、N(ニュートン)の他にどんなものがあるの?
SI単位は、時間(s)、長さ(m)、質量(kg)、電流(A)、熱力学温度(K)、物資量(mol)、光度(cd)の7つを基本単位としていて、そのほかに、力(N)、振動数(Hz)があるよ。
今回、N(ニュートン)だけ覚えておくわ。