■庭に植えた樹木たちのご紹介 Part8

はらまるくん

雑木の庭。ナチュラルガーデンをつくるという構想。それでは、植えた樹木を紹介するよ。狭い庭なので、落葉樹を主体に植えたんだ。芝生にもそのほうが良さそうだし。カツラの樹の優しい葉がすきなので植えたかったけど、大きくなるからあきらめた。桜の樹も植えたいけど、根が建物を壊すほど強いから広いところでないとだめだね。以下、参考になるといいな。続く…

落葉:アオダモ 「幸福な日々」「未来への憧れ」アオダモは葉や枝ぶりが繊細で、爽やかな印象を与える人気の庭木です。圧迫感がなく、洋風や和風のどちらにも違和感なく馴染むのが魅力です。しなやかで粘りのある性質をもち、バットの材料にも使用されています。6月に白い花。生育はゆっくりめ。自然風、雑木風な庭に合う。山採り品には縞模様すらっとした樹形が美しい。狭い場所の植栽にも良い。
落葉:アオハダ「シンボルツリーの定番」季節ごとに表情が変化するといわれています。アオハダの樹皮はとても薄いので、簡単にはがれてしまいます。そのアオハダの樹皮をむいたときに、内側が緑色だったので、「アオハダ」と呼ばれるようになりました。アオハダの葉は食用としても利用できます。アオハダは場所や環境によって多少の違いはありますが、順調に成長すれば、樹高10m~15mほどの大きさになります。でも美しく成長するので、樹高がある程度の高さになっても圧迫感などはありません。
落葉:ジューンベリー 「穏やかな表情」や「穏やかな笑顔」
ジューンベリーは、春に白い花を咲かせ、6月(June)に実が熟すことからその名がつけられた果樹です。病害虫に強い北アメリカ北東部原産の落葉性小高木で、大きな剪定をしなくても樹形が整いやすく、地植え、鉢植えのどちらでも開花や実の収穫が楽しめます。日本の気候にもよくあい、マンションの植栽のほかシンボルツリーとして人気の庭木です。西日を避けた半日陰が良い。
落葉:ナツハゼ 「飾らぬ美」ナツハゼは、日本固有の稀少な和製ブルーベリーです。夏にハゼノキのような紅葉が見られることからこの名が付きました。寒さにも暑さにも強いため、北海道から沖縄まで広範囲の山地に自生し、落葉低木に分類されます。丸みを帯びた黄緑色の花が春に咲き、葉は春と秋の2度紅葉します。夏には実ができ始め、秋にかけて熟し黒くなれば食べごろです。秋には熟した黒い実と紅葉のコントラストがとてもきれいだといわれています。
常緑半落葉:シルバープリペット 斑入りの小さな葉と華奢な枝を放射線状に広げる樹形が人気でお庭や玄関先を明るくしてくれ庭木や植え込みに多用されています。斑の色は白というよりクリーム色に近く、グリーンの部分も色が淡いので、周囲の景色と馴染みやすい樹木です。春から初夏には白い香りの良い小花を咲かせます。非常に生育旺盛で成長が早く、放おっておくと3mくらいにまで成長します。あまりおおきくしたくなければ、適宜剪定をしましょう。
常緑:フェイジョア(アポロ)南米原産で成長がやや遅い樹です。花は5月から6月。実は芳香があり、甘く果物として利用できます。実を収穫するためには異なる2品種を植える必要があります。アポロは1品種でも実がなるという話も聞きます。
常緑:ハイノキ 近畿地方以西から屋久島までの林内に自生する樹です。常緑樹でありながら、葉が細かく枝も細いので全体に繊細な印象があり人気のある樹ですが、陰樹なので、一日中日が当たり感想する場所へ単独で植栽することは避けましょう。
常緑:マイヤーレモン シンボルツリーにレモンの木を植える最大の魅力は、爽やかな香りを放つ果実を収穫できることです。レモンは1本だけで受粉・実をつけることができる自家結実性の強い樹木です。マイヤーレモンは「レモン」と「オレンジ」の交雑で産まれたといわれているレモンです。果皮は濃い黄色~オレンジ色で、普通のレモンより少し大きくてふっくらと丸みのある形をしています。一般的なレモンに比べると酸味が少なく糖度は高め。また果皮も薄くて苦味も控えめです。香りがよく果汁をたっぷり含んでいて、果汁はもちろん、皮ごと利用するのにも適しています。
落葉:マルバノキ マンサク科マルバノキ属に分類されるマルバノキは、ハート型の葉を持つ低木です。耐陰性があり日陰でも育つことができるため、庭木として多くのガーデナーたちに重宝されています。ほどよい大きさにまとまり、紅葉も非常に美しく、緑から赤に変わるグラデーションが実に見事です。夏は夏で、鮮やかなグリーンで私たちを楽しませてくれます。
落葉:ウグイスカグラ 鶯神楽の名前の由来は諸説あります。ウグイスが鳴きはじめる頃に花を咲かせるから。ウグイスがこの木の葉の間に隠れるようすから
ウグイスがこの木を飛び歩くようすが神楽を舞っているようだからといったところでしょうか。こうして季節に合わせた風流な名を付けられているところからも、趣のある花木として昔から人々に愛されてきた植物だということがよく分かります。もともとは雑木という扱いであったウグイスカグラですが、花木で趣のある佇まいから茶花や盆栽として活用されています。愛らしいピンク色の花と赤い実が、控えめで主張しすぎない和の雰囲気に調和するのでしょう。大輪の花のような華やかさはありませんが、日本人受けするのにも納得できますね。
落葉:ヤマモミジ ヤマモミジはイロハモミジの変種で、カエデ属の落葉高木です。ヤマモミジは、庭木やシンボルツリーとして大人気です。その理由は、春や夏は若々しい緑色、秋は紅葉し、美しい赤や黄色のグラデーションを見せてくれることにあります。また、もともと日本で自生している樹木のため、日本の気候風土に適しているぶん、管理が楽だという点も見逃せません。ヤマモミジは成長すると15mにも達する落葉高木ですが、うまく剪定すればコンパクトな樹形をたもてます。
落葉:ツリバナ 全国に自生し、林緑部から沢沿いに普通に見られる樹です。秋に沢山の実がなり、紅葉が特に美しく、樹全体に風情があるので、茶庭によく使われます。名は、春先に咲く、小花が集散状に吊り下がる様子に由来します。実は、9月から10月に熟すと、皮が割れ朱紅色の種子が顔を出します。実はマユミが4烈するのに対しツリバナは5烈するのが特徴です。
常緑:エルフヘアー ティーツリー メラレウカの中でも銀色っぽい明るい葉色で存在感抜群の品種です。メラレウカの幹にはとても良い芳香があり、樹液からアロマオイルを抽出することができ、洗顔やハンドクリームや薬用に使われることから別名「メディカルツリー」とも呼ばれます。常緑樹でサラサラとした葉がゆったりと揺れる姿がとても優雅です。
あかねちゃん

たくさん植えたのね。紅葉やレモンなら知ってるけど、知らない樹が多いわ。