一般媒介契約と他の契約との違いの紹介します。
媒介契約名 | 一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 |
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何社と契約できるか? | 複数社と可能 | 1社のみ | 1社のみ |
自ら購入者を見つけて良いか? | 良い | 良い | 出来ない |
業者の報告頻度は? | 報告義務無し | 2週間に一回 | 1週間に1回 |
レインズへの登録は? | 登録義務無し | 7日以内に登録 | 5日以内に登録 |
メリット、デメリットをご紹介致します。一番の違いは、売却を任せる会社を1社にするのか複数にするのかということです。次に、自ら購入者を見つけて良いかという点。レインズとは業者間で登録状況が見えるシステムです。会社目線で言えば、専属専任媒介契約を結んでいただき、必ず自社が関与するようにしたいという本音もあります。
専任・専属専任媒介契約 | 1社にお任せで手間が少ないことはメリット。1社からの販売状況報告を受けるだけなので、信頼して任せるしかなく、不満があっても3ヶ月間は契約解除できないことはデメリット。信頼できる会社であることが前提。 |
一般媒介契約 | 1社に頼んでも複数の会社との競争になるので、販売エリアが拡大したり、必然的に力がはいることや、自らお客様を探したり会社と相談して進めることができることもメリット。複数の会社に依頼した場合には、その分やりとりが面倒になることや、3ヶ月過ぎると売りづらい物件として力を抜く会社がでてくることはデメリット。 |
どちらのメリットを優先するかの判断は、それぞれ異なると思います。一般媒介にするか専任媒介にするかよりも大切なことは、その会社の特徴と考え方、そして売買において信頼できる人間関係ではないかと思います。結局、売主、買主様の立場に立って、親身に考えてくれるところかどうかを判断基準にするのが一番良いと思います。