耐震補強と聞くと、「壁を増やす工事」を思い浮かべるかもしれません。地震に抵抗する壁は大切です。ただ、壁の数だけで住まいの耐震性が決まるわけではありません。建物全体で力を受け止められるかが、計画の出発点になります。
1.壁は「量」と「配置」を一緒に考える
一般的な木造住宅では、筋かいや構造用合板などでつくる耐力壁が、地震の力に抵抗します。必要な量を確保するとともに、配置のバランスも重要です。強い壁が一方に偏ると、地震の際に建物がねじれることがあります。どこに、どの程度の強さの壁を設けるかを考える必要があります。
2.壁を支える部分にも目を向ける
壁を補強しても、柱や梁の接合部、土台、基礎がその力を受け止められなければ、十分に働きません。木材の腐朽やシロアリの被害など、見えにくい部分の状態も確認します。また、屋根などの重さも耐震性に関係し、建物によっては軽量化が選択肢になります。
3.その家に合った補強を選ぶ
まずは図面と現地の状態を調べ、耐震診断で建物の特徴や弱点を把握します。特に伝統的な木造建築では、構法の特徴に合った評価と補強計画が必要です。一般的な住宅と同じ方法を、そのまま当てはめることはできません。
耐震補強で大切なのは、住まい全体の弱点に合った対策を選ぶこと。間取りや使い勝手も考えながら、必要な補強を検討します。
ご自宅の耐震性や、古い木造建築の補強について気になることがあれば、HIRO HOUSEへご相談ください。

